なるをの日々徒然

日々のアレコレをツレヅレします。

思い出のあの日 〜初生暁天の巻〜

のんびりまったりぼんやりしながら書く思い出の日。

 

イベントがある度にツイッターで「初生三人称!」とか「生きてた!」とか「三人称は実在した!」とかいうつぶやきを見ては、ほっこりとニコニコしてしまいます。

 

わかる!その気持ち、めっちゃわかるよ!

 

昨今、推しにネットで出会ってしまうと、「こんな(ステキな)人が本当に実在するんだろうか……」「まさかバーチャル??」だなんて、信じられない気持ちになってしまうこともあるでしょう。

 

例え顔出ししてくれているとしても、やはりこの目で見ないと、本当のところ信じられないというのは、ここまでネットが発達してきた現代であっても、人間としての本能なのかな?

 

そして、イベントで出会う。

手の触れられそうな距離に、推しが、いる。

動画でいつも聞いているあの声で、しゃべって笑っている。

なんなら直接お話できて、もしかして握手なんかもしてもらえてしまう。

 

これは奇跡なのでは⁈ と思ってしまうのも無理はないですねわかります。

 

同じ時代に生まれてきてくれてありがとう。

 

私も同じ気持ちを経験してきましたよ。

 

私の最推しは皆さんご存知、暁天の賽助さんなのですが、生身の賽助さんに初めて出会ったのは、ちょうど2年前の10月29日でした。

場所は大阪天満宮

(ちなみに鉄塔さんにお会いするよりも賽助さんの方が先でしたよ)

 

ハロウィンイベントに参加されるため、暁天としての初めての関西遠征でした。

 

あれから2年。

幸せなことに、何度も暁天の演奏を生で聴く機会がありましたが、やはり初めての生暁天のあの日は、今でも1番大切な思い出の日です。

 

それ以前から暁天のことはとても好きでしたが、正直「20分ほどの出番のためにわざわざ東京まで行くのは、いや行きたいよ?見たいよ?でも東京は遠いよ。新幹線代とかさ、ね?」なんて考えてましたよ。

今だから言えますけど。

 

でも大阪まで来てくれるというのです。

電車でほんの小一時間の所に。

 

 

その日のことは、朝から晩までハッキリと覚えています。

 

演奏時間の2時間近く前に到着してしまい、演奏される予定の、まだ誰もいない小さなお宮さんの周りを所在なくウロついていました。

 

そこへ、なんだかずいぶんとガタイのいいお兄ちゃんがスエット姿で現れました。

つゆポンです。

小柄でキビキビとしたお姉さんは、すたっふさんです。

 

おふたりでステージとなる境内をいろんな角度で見ながら、小さな声で打ち合わせをしています。

今思えば、予想されていたよりスペースがずいぶん狭かったのだと思います。

 

心の中は「露木さんだ!露木さんだ!」だけでいっぱいでした。

 

しばらくして勇気を振り絞り、「準備するところを見ててもいいですか?」とつゆポンに聞くと、「どうぞ♫構いませんよ♫」と優しく応えてくれました。

 

なるべく邪魔にならないように、少し離れて眺めていましたが、ふと気配を感じて振り向いた、そこには。

 

私服姿の賽助さんとちょびさんが、2人で大きな和太鼓を抱えて境内に入ってきたのです。

 

その瞬間の気持ち。

 

わかりますか?わかりますよね!

 

そう、心臓がハートの形で飛び出るやつです。

 

「………賽助さん………」

 

心の声が漏れてしまったのでしょう。

聞きつけた賽助さんは通りすがりに軽く会釈をしてくれました。

ニコリともせず。

 

さすがに準備中は真剣そのもので、太鼓の梱包を解いたり配置を変えたり、腕を上げて天井の高さを見たり、慌ただしそうにされています。

 

そうこうしているうちに、高木さんも現れて、もう頭の中はパニックに。

 

何度も何度もYouTubeで見た、大好きな暁天のメンバーが、私服姿で目の前をウロウロされているのです。

 

「ハァーーっ……あぁーーっ」と小さく変な声を出しながら写真を撮りつつ辺りをウロつく、ものすごく変なおばちゃんが私。

 

気持ち悪い。

ものすごく変態で気持ち悪いです。

 

ある程度の配置が決まったところで、1人はけ、2人はけ、すたっふさんだけがその場に残られました。

お着替えに行かれたのです。

 

そこでまた勇気出して、すたっふさんに声をかけてみました。

 

「暁天が大好きで、楽しみにしてました。」

すると「ありがとうございます!がんばりますね!」とステキな笑顔で返してくれました。

 

その頃には、暁天の演奏目当てのお客さんがチラホラと境内に集まり始めました。

 

すでに最前列を確保し、YouTubeを見て研究を重ねた結果、賽助さん狙いならセンター少し左寄りがベスト!と決めた位置を陣取っていました。

 

そうして演奏開始の時間。

すでにいっぱいになった境内の人の間をすり抜けて、お衣装に着替えたメンバーの入場です。

 

始めにお宮さんにおさい銭を捧げてお参り。

 

そして「感謝(クンサー)」「アンコールワット」「ミレニアム」と、暁天の代表作を、目の前で!動き回る賽助さんにぶつからないように気をつけなきゃいけない距離で!

 

聴いたのです。

生まれて初めて「身体中が震える」そういう経験でした。

 

それが初生暁天。

 

演奏の様子は、よろしければ私のYouTubeチャンネルよりご覧いただけます。

 

 

演奏後の物販と賽助さんのサイン会の様子は、また機会があれば書こうと思います。

 

さて、YouTubeで暁天を見ながらお昼ご飯でも食べようかな♫

 

思い出話に長々お付き合いくださいまして、ありがとうございます。

 

今回はこの辺で。