なるをの日々徒然

日々のアレコレをツレヅレします。

夏、始まりました。

8月です。

ようやく梅雨明けですね。

とたんに朝から灼熱です。

 

私の住む街は山と海に挟まれた土地なんですが、冬は山から北風、夏は海から南風が吹きます。

南風は海を渡ってくるので潮の香りがします。

数日前から空気に潮の香りが混ざっていたので、そろそろ梅雨明けだなぁと思っていたところでしたよ。

 

今年は観測史上初の「台風の生まれなかった7月」だったそうです。

ちなみにここで言う「台風」とは、北西太平洋や南シナ海で生まれたものの事を指し、北大西洋カリブ海で生まれたものは「ハリケーン」、ベンガル湾北インド洋で生まれたものは「サイクロン」と呼ばれます。

どれも強風を伴う熱帯性低気圧のことで、基本的には名前が違うだけのようです。

 

台風は大きな被害をもたらす事があるので、「台風がないのはいい事だ」と思われがちですが、あながちそうとも言い切れないこともあるようですよ。

 

今年は梅雨が長くて全国的に降雨量が多かったので一概には言えませんが、通常の年であれば、年間降水量の少ない地域での農業にとって、台風がもたらす雨はとても大事な「恵みの雨」となります。

夏の間の渇水を防ぐためにも、貯水量をキープする役割もあります。

また地球規模の話になると、台風は地球の「冷却ファン」の役割を持っているため、台風の生まれる赤道近くの海水温を下げる働きがあります。

強力な上昇気流によって、高くなった海水の熱を宇宙に逃す役目があるのです。

そのため、台風が少ないと海水温が下がらず、熱波が発生したり残暑が長引いたり、結果、地球の温暖化を助長することになってしまうのだそうです。

 

来るのも大変、来ないのも大変。

降りすぎるのも大変、降らないのも大変。

 

こんな事を調べたり考えたりしていると、この地球という星はなんとも絶妙なバランスで人間の住める星になっているんだなぁとしみじみしたり、ちょっと怖くなったり。

 

急に話が変わるようですが、先日YouTubeでおススメ映画の番組を見ていました。

本来映画を見るのは苦手なんですが、10分程度にまとめられたものを見るのは好きなんです。

オチまで見せちゃうので、映画ファンにはネタバレ動画として不評だというウワサを聞いたことはありますが……。

 

さてそんな番組の中でひとつ、懐かしい映画を見ました。

以前まだ映画をちゃんと見れていた頃に見て私のトラウマになっている作品です。

「ノウイング」

ニコラス・ケイジが好きだった頃に片っ端からDVDを借りてきた中にあったものです。

ミステリー系の作品かと思いきや結果SF?……という感じなのですが、最後はなんとも救われないというか「自然の猛威に対して、人間は最終的に抱き合って祈ることしかできない」というか。

作品に出てくるキーワード「EE」の意味を知った時に鳥肌が立ったのを覚えています。

 

何が言いたいかと言うと、やっぱり自然の力はとてつもなく強大で、人が人としてこの星で生きていくためには、地球に対してなるべく負担をかけないようにしなければ、あっという間に絶妙なバランスは崩れてしまう、それでも経済や産業の発展も必要な部分で、そんな中で生きていくのは大変なんだなぁという事なんですけどね。

 

久しぶりに気象ネタでした。