童心にかえる
先月から妹家族と同居を始めたじいちゃんとばあちゃん。
今回はそのじいちゃんの兄弟の話。
じいちゃんは5人姉弟。
上2人が姉さんですでに鬼籍に入ってますが、3番目で長男のじいちゃんの下には弟が2人。
93歳の長男、88歳の次男、そして83歳の三男。
そしてその連れ合いのおばさん達。
6人が妹の家に集まりました。
6人合わせて500歳超えてます。
すごない?
それぞれ病院通いしてたり補聴器付けたり杖ついたりしてるけど、頭はまだしっかりしていて、電車を乗り継いで来てくれました。
懐かしい話や近況報告をして大いに盛り上がりましたよ。
90年も兄弟をやってると、いろんなわだかまりやなんかもあったけど、もうこの歳になるとあと何回会えるかもわからなくて、そんな事で意地を張って兄弟顔も合わせずままに終わってしまわなくてよかった。
私からすると大叔父に当たる2人には、子供の頃からとても可愛がってもらっていました。
88歳次男の大叔父には息子2人しかおらず、私の母の事を娘同然に可愛がってくれていて、その流れで私もその息子2人と比較的歳も近かったこともあり、一緒になってよく遊んでもらったものです。
大叔父は昔からスポーツマンだったんですが、今でも週2でジムに通い、筋トレやらエアロビやらガンガンにやってます。
もちろんそのジムでは最高齢で、ジムのポスターのモデルを頼まれたこともあるとか。
ボケ防止の為にと始めた漢字の勉強では、先日漢検準一級を取ったそうですよ。
83歳三男の大叔父はご夫婦とても仲良しですが子供がおらず、それもあって母共々とても可愛がってもらっていました。
グルメの大叔父は今でもPCで美味しいお店を検索して、大叔母と食べ歩きをするのが趣味。
今日も我が家の近所でおススメの店があるねんとスマホを取り出して、私も知らないようなグルメサイトの口コミやGoogle mapで店の場所をパパっと出して教えてくれました。
いや2人とも80歳超えてるんやけど。
すごない?(2回目)
それぞれの大叔母さん達も元気で賑やかな人あり、穏やかで優しい人あり、多少ヨボヨボはしていますが相変わらず楽しい人たちでしたよ。
昔から親戚一同仲良しで、よく集まってはご飯を食べたり旅行やキャンプに行っていました。
しばらく疎遠になったりしたこともありましたが、こうしてまた集まれるようになってよかったです。
この歳になっても、親や祖父母の年代からすると、いつまでもかわいい子供や孫として、ベタベタに甘やかしてくれます。
お小遣いまでもらっちゃいました♫
そんな機会は久しぶりだったので、なんだか子供に戻ったような気持ちになれましたよ。
従姉妹たちとは未だにしょっちゅう会うし、祖父の兄弟たちとまで仲良しだし、ここまで親戚付き合いが密なのは珍しいことかもしれませんね。
それが長老であるじいちゃんの願いでもあったのです。
戦争中から物の無い時代に力を合わせて生き延びてきて、家族の大切さを痛感したんですね。
とにかく昔から「家族仲良く」というのが口癖でした。
この場合の「家族」は従姉妹や叔父叔母、大叔父大叔母、その子供たちも含めたすごい人数なんですけどね。
みんなそれぞれ歳をとってきて苦労もあって、しばらく疎遠になった時もあったけど、またこうして集まれる場所ができた事は、妹の決断とがんばりによるものなのです。
我が家も子供がいませんが、おかげさまで晩年まで寂しくはなさそうですよ♫