なるをの日々徒然

日々のアレコレをツレヅレします。

自分の送別会は初めての経験。

昨日は盛大に送別会をしていただき、長年勤めた会社を退職いたしました。

 

久しぶりに二次会までがっつり行き、今日はなぜか首やら背中やらあちこちが痛いです。

 

とてもゴージャスな花束やたくさんのプレゼントをいただいたのですが、その中でも1番嬉しかったのは手作りのアルバム。

お見せできないのが残念なぐらいです。

 

ある程度の勤続の人が退職する時にプレゼントをするのが慣例になっているんですが、これが完成度の非常に高い素晴らしいものでしたよ。

 

どの部署にも、そういったものを作るのが得意な人がいるんですが、作る人のセンスによって完成度は正直まちまちです。

そして、私のアルバムを作ってくれた人は1番私を気にかけてくれた事務のリーダーの女性。

ストーリー性のある構成から、写真を撮る腕前、レイアウトなどのデザインも含めて、たくさんの気持ちがこもった今まで見てきたアルバムの中でも最高のものでした。

 

会社の最寄りの駅から会社へ向かう道すがらの景色から始まり、従業員入り口の仲良しだった守衛さん、足繁く通った喫煙所、毎日麦茶を買っていた自販機、主戦場とも言える出荷場、デスクのあったフロアなど。

思い出深い社内のあちこちのスナップから始まり、部署のメンバー1人1人の写真の横にはそれぞれからの手書きのメッセージカードが並んでいます。

 

途中には「辞めた後しばらくすると、顔は覚えてても名前って忘れちゃうじゃないですか?」と、フロアの席表まで貼られています。

頻繁に行われた飲み会、歓送迎会、納涼ビアガーデン会や女子会、忘年会などの度に最後にお店の前で撮った参加者の集合写真の数々。

宴会での手品やモノマネ、替え歌など定番ネタの写真。

 

あんなにしんどかったのに、それらの写真に写り込んだ私は、どれもとても楽しそうに笑っていました。

 

昨日の送別会では、私を応援する替え歌や最後には「お疲れ様でした!」の手作りの旗が立ったケーキまで登場し、久しぶりにロウソクの火を吹き消しました。

 

自分ではもう忘れてしまっていた思い出話もたくさん出てきて、この人たちは本当に私を気にかけてくれていたんだと、改めて心が震えました。

 

何をやってもうまくいかなくて、ミスも多くて毎日反省と落ち込むことしかできてなかったのですが、何人もの先輩や後輩、上司の方が「一生懸命に動いて一切手を抜かなかった。必死でがんばっているのが伝わった。」と言ってくださったのが、唯一の救いでした。

それしかできない、と思ってやってきたことをちゃんと見てくれていた。

それだけで、もう充分です。

 

なんだかとても嬉しくて、そして仕事にも遊びにもいつも全力なこの人たちから逃げ出してしまった自分が、とても情けなくて寂しい気持ちになりました。

 

最後の最後になって、後悔する気持ちと本当にひとりぼっちになってしまうような不安と寂しさで、なんだか居ても立っても居られないような気分です。

 

自分で決めたことです。

この気持ちにも折り合いをつけていかないとですね。

 

お世話になりました。

本当にありがとうございました!

f:id:n4run0:20190720112159j:image